床仕上げ工事

住宅、ビル、商業施設、公共施設など全ての建築物において、天井仕上げや壁張り、たたみ工事、ふすま工事などと並び、建築工事の終盤を担い、仕上がりの出来を左右する重要な仕事のひとつです。

素材が異なる床材を使って床面を仕上げていくのが床仕上げ職人の仕事です。 必要に応じて床に高さを確保したり、空気の通り道を確保したりと適切な下工事も行わなければなりません。 機能性と美しさの両立もまた床仕上げ工事に課せられる使命です。

作業の流れ

①下地チェック

下地を丁寧に掃除してゴミを取り除きます。清掃をすることで張り付けるときの接着を良くし、ゴミによる床の凹凸を防ぐため、大切な工程になります。

②墨出し

墨出しとは、建設現場に実寸の設計図を書くことです。大規模な建築物になるほど、精度の良い基準を作る必要があり、正しい位置出しが要求されます。
床工事をする上で最も重要な作業とされます。

③床材のカット

墨出しを行ったあと、その設計図に合わせて床材を仮置きして、必要な大きさにカットします。

④床に接着剤を塗布

仮置きした床材を半分めくり、床用接着剤を塗ります。
接着剤を専用のハケを使って均一に塗ることで、仕上がり時に凹凸ができないようにします。

⑤床材の張り付け

床材を張る際に、接着剤と床材がしっかりと接着するように専用の道具を使ってしっかりと空気を抜き、張り付けを行います。
端の部分の余った床材はカットして丁寧に始末します。この作業を繰り返し、床全体に床材を張ります。

⑥圧着と仕上げ

床材のつぎ目部分を柄に合わせてカットし、ローラーでつぎ目部分が目立たないようしっかりと圧着します。
つぎ目から剥がれないように、つぎ目にシーラーを流し込みます。残りの余分な箇所をカットし、最後に片付け清掃を行い施工完了です。

  • 創業1957年
  • 創業1957年
  • 創業1957年
  • 創業1957年

関連する免許、資格等

  • 国家資格

    一級内装仕上施工技能士

  • 技能講習

    フォークリフト(1t以上)
    有機溶剤作業

  • 特別教育